不妊治療|みんなの体験談ブログ

人工授精から体外受精で長男出産(20代後半)

このブログでは、不妊治療に関する体験談をご紹介していきます。

人工授精から体外受精で長男出産(20代後半〜)

ミルク(35歳)

初めて病院に行ったのは:28歳

 

人工授精から体外受精で長男出産(20代後半〜)

 

女性なら多くの人が結婚したら子供が産まれて家族が増えるなんて夢はどこか当たり前に訪れるように思っているのではないでしょうか。
私は結婚したら過ぎに妊娠して出産育児ができることは誰もが訪れることのようなごく自然の流れのように思っていました。私も主人も三人兄弟なので「子供は三人欲しいね。」と結婚当初はよく話していました。まさか自分が不妊治療をすることになるなんて夢にも思いませんでした。
16歳の頃から生理痛が酷く、鎮痛剤を飲まないと生活できないほどでしたが母に「お母さんも生理痛酷かったけど子供産んだら楽になったよ。」とよく励ましてくれていたのでそれほど心配はしていませんでした。
10年前に近くのクリニックで子宮内膜症と診断されピルを内服していましたがそれが不妊症になるとは想像もつかず、逆にピルで治療しているから私は大丈夫なんだと変な自信がありました。

 

 

結婚して一年が過ぎた頃「そろそろ子供欲しいね。」と子作りに励む決心をしピルを休薬し医師の指示のもと「一年は自然に頑張ってみて。」と言われチャレンジしていました。
一年経過し病院へ行くことになり、医師に「一年自然にできないと不妊症と言われているんだけどまずはタイミング療法から始めてみようか。」と告げられました。医師の言葉に「不妊症なんて大げさだなあ。今赤ちゃん出来ちゃったら冬に産まれておっぱいあげるの寒くて大変そうだから嫌だなあ。」タイミングが合わなかっただけなんだと思った私はそんな身勝手なことまで考えていました。

 

 

タイミング療法は生理10日目位から通院し内服やちゅうしゃをしながら卵子を成長させ、基礎体温の変動をと子宮内膜の厚さを診ながら排卵を予測します。排卵日を予測したら夫婦生活を行い妊娠を待つという治療です。治療費は保険適応なので通院一回に500円から2000円程度で負担には感じられませんでした。
私はタイミング療法を二年間続け、少しずつ「ここのクリニックではこれ以上の治療は出来ないんだ。」と理解し次のステップへ進む決意をしました。

 

 

次に治療をしたクリニックではタイミング療法に加えて人工受精も行うことができるクリニックでした。
そこでは初めて卵管造影という検査を受けました。卵管造影検査とは子宮に造影剤を注入して広がり方を見ることで卵管がきちんと通っているか、子宮に腫瘍などがないかを調べるための検査です。子宮内にカテーテルを入れて造影剤を注入しその様子をレントゲン写真で確認します。検査時間は30分程度でした。卵管が詰まっていたりすると痛みが強く感じられるそうですが、私は生理のような鈍痛を感じた程度でした。費用は一万円くらいでした。卵管造影検査は治療ではありませんが知人はこの検査で造影剤を通したことで卵管の詰まりが解消し妊娠したと聞いていたので期待をしながら検査に望んだことを覚えています。
そのクリニックでタイミング療法を半年間続け医師に人工受精を進められました。

 

人工受精(AIH)は子宮の中に人工的に精子を注入してじゅせいさせる治療法です。費用は自由診療扱いで二万円程度ですが飲み薬や注射代は保険適応されるので負担は少なく感じられました。
この人工受精を私達は4回行い一度も妊娠することは出来ませんでした。気がつくと結婚をして5年、治療を始めてから4年以上が経過していました。
毎回期待しては落ち込み、また治療が始まると期待してまた生理が来るともう立ち上がる勇気がないほど号泣しての繰り返しでした。まるで二度と降りることができないジェットコースターに乗っているような気持ちでした。その頃までは一人で通院を続け、自分だけが頑張っているような孤独感に襲われ、些細なことで主人に苛立ちをぶつけて喧嘩ばかりの毎日になっていました。
きちんと向き合おうと思った私は主人と何度も話し合いました。「子供は欲しいけど夫婦仲良くいられることが一番の幸せなんだよ。」主人にそう言われて一番大切なものを忘れかけていた自分に気づかされました。主人は子供は居なくても二人で楽しく生きていけば良いのではないかと話していましたがどうしても諦められない気持ちを話しました。そして「不妊治療は二人でするもの、一人でするものではない。」とやっと二人で不妊治療に挑む決意ができました。

 

 

そして私達は不妊治療の最終段階と言われている体外受精という治療を行うため、専門クリニックへ通院することになりました。
体外受精(IVF)とは子宮の中から取り出した卵子を体外で受精させてその受精卵を子宮に戻すという治療法です。全て自由診療になるので費用は高額です。採卵日に7万〜8万移植日に5万〜7万、その他に注射代や飲み薬などを含めると15万〜30万でした。不妊治療助成制度が利用でき県では年に2回、一回に20万円の助成があり申請していました。一回の治療費にも足らず一日も早く保険診療にならないものかといつも感じていました。

 

 

私達は体外受精を二年間10回以上行いその中で一度の流産と卵巣破裂で緊急手術を経験しついに妊娠、長男を出産することができました。
初めて流産したときは人生最大の悲しさ苦しさを味わいましたが「流産したっていうことは着床して妊娠できる体っていうことなんだよ。」と言ってくれる医師だったからこそ信じて治療を続けられたのだと思います。
現在二人目の不妊治療に通院し二年目です。一人目とは違い助成も受けられず金銭的に厳しく治療を断念せざるを得ないことが多いです。
不妊治療は私達夫婦を強くし、家族の絆を深めてくれています。

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